鍼灸とは
鍼灸とは、鍼や灸を使って崩れてしまった身体のバランスを調整し、機能回復を目指す治療方法です。人の身体は、ケガや病気などの弱ったところがあると、自分の力で自然に正常な状態を保ち、治そうという『自然治癒力』を持っています。鍼灸治療はその『自然治癒力』を高め、血液循環、内臓、免疫などの働きをその人が持つ本来の正常な状態に戻すよう、身体に働きかけるのです。およそ365以上あるといわれているツボを鍼や灸で刺激することで、その人の持つ免疫力と自然治癒力が高まると考えられています。病気になる前の状態に対しての効果が期待されていて、世界中の医療関係者やWHO(世界保健機関)からの注目を集めています。
WHOが認めた症状
WHOが有効性を認めた疾患には、次のようなものがあります。
●運動器系・関節炎、リウマチ、肩こり、五十肩、腰痛、腱鞘炎、むち打ち、捻挫など
●神経系・頭痛、めまい、神経痛、自律神経失調症など
●循環器系・動悸、息切れ、高血圧、低血圧、動脈硬化など
●呼吸器・消化器系・喘息、気管支炎、便秘、下痢、胃炎など
●代謝内分泌系・貧血、痛風、糖尿病など
●婦人科系・泌尿器系・生理痛、月経不順、更年期障害、冷え性、膀胱炎、腎炎など
●耳鼻咽喉科系・眼科系・中耳炎、耳鳴り、メニエール病、鼻炎、咽頭炎、眼精疲労など
●小児科系・小児喘息、夜尿症、消化不良、食欲不振など
この様に、身体の各器官で多くの疾患に対する効果が認められています。